一年の計は元旦にあり
2016.01.4
一年の初め、元旦に計画を建てスタートとすることが物事を成すためには、必須のことである。資産運用の世界では、まず昨年のパフォーマンスを調べ、今年の運用をスタートをしてほしい。
2015年のまず為替、2015年は、「円高」に振れた年であった。ドル円のみ0.5%で円安に終わったが、総じて他の通貨は、円高であり、対一年で見ると、話題に登る通貨では、ブラジルレアルが33%の円高、南アフリカランドは25%、ユーロは10%の円高であった。
株式指標では、日経平均は、9%、TOPIXでは10%の上昇。先進国株式と新興国株式は、円貨換算ベースで、ほぼ横ばいと14%のマイナス。先進国国債と新興国国債は、おなじく円貨換算ベースで4%半ばのマイナスと2%台の上昇、日本国債は、1.3%の上昇となった。
ちまたでは、円安で株高に終わったなどとの声も聞こえるが、実際は、以上のとおりである。すこしだけ、探究心を持ち、ちょっとだけ考えてから、物事をスタートしてほしい。